2017年12月11日月曜日

あの人は怖いぞが社内には必要 - 日経テクノロジーオンライン

「トヨタ流人づくり 実践編 あなたの悩みに答えます」では、日本メーカーの管理者や社員が抱える悩みに関して、トヨタ自動車流の解決方法を回答します。回答者は、同社で長年生産技術部門の管理者として多数のメンバーを導き、その後、全社を対象とする人材育成業務にも携わった経歴を持つ肌附安明氏。自身の経験はもちろん、優れた管理手腕を発揮した他の管理者の事例を盛り込みながら、トヨタ流のマネジメント方法を紹介します。

悩み

課長として数十人の部下の管理を任されています。モチベーションを高めるために、できる限り部下の話に耳を傾けるように努めており、新しい提案は極力採用するようにしています。しかし、逆に厳しく接するのは苦手で、そのせいなのか、部下から少し甘く見られている気がします。例えば、勝手に動いて失敗したような場合でも言い訳する部下が多いのです。効果的な叱り方があったら教えてください。

編集部:部下を叱る。時には必要だと思いながらも、「苦手だ」「できない」と思っている管理者は多いのではないでしょうか。叱ることは、褒めることよりも、ずっと難しいと思います。トヨタ自動車の部長を経験したあるOBを取材した際に、そのOBは「自分よりも年上の部下を初めて叱った時、緊張や怖さの入り交じったなんとも言えない複雑な感情を覚え、足が震えて汗でびっしょりになった。その時に、自分は部長という職位の責任の重さを痛感した」と語っていました。実に重い言葉で、強く印象に残っています。今の時代は教育環境の違いもあって、ひょっとすると、叱る経験だけではなく、叱られた経験もほとんどない人の方が多いのかもしれませんね。

肌附氏— 叱ることは実に難しい。その通りです。部下を叱るにはとても勇気が必要です。それまで良好だった人間関係を損なう危険性があるのですから。そのためか、最近は「部下に嫌われたくないから叱らない」と安易に考える管理者が増えています。

 これまでに私は、管理者は部下を「ねぎらう」ことが大切だと何度も述べてきました。部下にねぎらいの言葉を掛け、褒めて伸ばすことはトヨタ自動車の管理者にとってマネジメントの基本であると言っても過言ではありません。しかし、同時に、部下に接する際には優しさが7割、厳しさが3割とも言ってきました。その3割の1つが、前回で紹介した、部下を崖っぷちに追い込む方法や、今回のテーマの叱ることです。

編集部:「叱らない方がよい。褒めて伸ばすべきだ」と言う人もいます。褒めるだけでよいのなら、それで済ませたいと思う管理者は多いことでしょう。しかし、部下を全く叱らないままだと、どうなってしまうのでしょうか。

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電波少年Pが語るテレビの未来新しいテクノロジーが新しい企画演出を産む - ホウドウキョク

テレビ史に残る「進め!電波少年」や「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」を作り上げた日本テレビの土屋敏男シニア・クリエイターがテレビやメディアの現状と今後の展望を語る。
その中でテレビ、特にフジテレビへ復活への提言を聞いた。
(聞き手:洪由姫NewsPicksエディター・久下真以子キャスター)

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新しい武器を使って新しいものを作るべき

洪:
ネットの勢いが強くて「テレビなんかみないよ」とか、視聴率が取れないと言われています。欽ちゃんが「全体的に見て今のテレビの作りはみんな同じになってしまっている、さみしい」とおっしゃっていたということですが、土屋さん自身はどう思っていらっしゃいますか?

土屋:
インターネットやVRといった新しいツールをたくさんもっているのに、その新しい武器を使って新しいものをどんどん作ることができると思う。
僕が「電波少年」を作ることができたのも、ソニーの小さなカメラがあったから。それを使って、ディレクターが芸人2人とできた。担ぐような大きなカメラでカメラマンが撮っていたら、あの企画はできない。
だから、新しいテクノロジーって新しい企画、新しい演出を生むんだよ。だけど、それをサボっていると思う。もっとワクワクするようなものが作れると思うし、もっと予想を超えるようなものができると思う。それをやるように「We Love Television?(萩本欽一さんのドキュメンタリー、土屋さんが監督した映画)」を観た日本テレビの連中はみんな言ってる。フジテレビの人も早く観た方がいい。

一同:
(笑)

フジテレビはどこかで会社として修行をサボった

洪:
先程からずっと、そうおっしゃっていますね。いま視聴率が厳しいとか、どこどこの局の調子がいいとか悪いとか言われていますが、それらに対するメッセージはありますか?

土屋:
フジテレビは、数値化されていることを見過ぎだと思う。数値化されていないことをもっと見なければいけないと思う。
それは、「おもしろい」と思うことを信じて、それをちゃんと出せる力。これはコピーではないし、上の世代が教えてくれることでもない。修行だと思う。数値化されていることは勉強でできると思うけれど、数値化されていないことというのは、修行でしかわからないと思うんだよね。
これも欽ちゃんが言っていたことなんだけれど、彼は駒澤大学の仏教学部に行っているじゃないですか。そこで見ていると、最終的にいいお坊さんになる人というのは、修行をするんだって。お前が人間として何かを問われたときに、どう答えるんだ、と。

これはテレビマンも同じこと。つまり、教わったことをずっとやっていく、これは勉強なんだよ。そうじゃなくて、お前が今なにを出せるんだって。これは修行の先にしかない。
だから、どこかでフジテレビは会社として修行をサボったんだと思うよ。

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もういちど修行をちゃんとやる

洪:
これは、今からでも修行を積みなおせば、数値の回復につながるのでしょうか?

土屋:
修行は自分でやるもの。僕も「イッテQ」を制作している後輩に何かを教えたことはない。でも、彼のことを弟子だと言うし、僕自身も欽ちゃんとテリー伊藤の弟子だと言う。
けれどそれは「先生」ということではなくて、思わず「弟子です」と言ってしまうもの。この関係は、師匠がやっていることから弟子が何かを勝手に盗むという関係。それを、もう一度ちゃんとやらないといけない。

テレビ東京は、製作費が他局に比べて少ないけれど、これをきちんとやってきたから、アイディアを練って自分たちで何でもやって、そうしてきたから、池の水を抜いたりとか、誰かの家について行っちゃったりとか、今のおもしろい番組がある。お金じゃないんだよ。執念とか、熱とか、「絶対負けない」とか、そういうものだよ。それらがどこかで、フジテレビは見失ってしまったのかな。
「俺たちはさあ、あるし、お金」みたいに。今の作り手に、「自分の師匠はこの人だ」というのがちゃんとあるのかと。こういったことが、どこかで断絶してしまったのではないかなと思う。

土屋敏男のメディア論はこちらから
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2017年12月10日日曜日

電波少年Pが語るテレビの未来新しいテクノロジーが新しい企画演出を産む - ホウドウキョク

テレビ史に残る「進め!電波少年」や「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」を作り上げた日本テレビの土屋敏男シニア・クリエイターがテレビやメディアの現状と今後の展望を語る。
その中でテレビ、特にフジテレビへ復活への提言を聞いた。
(聞き手:洪由姫NewsPicksエディター・久下真以子キャスター)

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新しい武器を使って新しいものを作るべき

洪:
ネットの勢いが強くて「テレビなんかみないよ」とか、視聴率が取れないと言われています。欽ちゃんが「全体的に見て今のテレビの作りはみんな同じになってしまっている、さみしい」とおっしゃっていたということですが、土屋さん自身はどう思っていらっしゃいますか?

土屋:
インターネットやVRといった新しいツールをたくさんもっているのに、その新しい武器を使って新しいものをどんどん作ることができると思う。
僕が「電波少年」を作ることができたのも、ソニーの小さなカメラがあったから。それを使って、ディレクターが芸人2人とできた。担ぐような大きなカメラでカメラマンが撮っていたら、あの企画はできない。
だから、新しいテクノロジーって新しい企画、新しい演出を生むんだよ。だけど、それをサボっていると思う。もっとワクワクするようなものが作れると思うし、もっと予想を超えるようなものができると思う。それをやるように「We Love Television?(萩本欽一さんのドキュメンタリー、土屋さんが監督した映画)」を観た日本テレビの連中はみんな言ってる。フジテレビの人も早く観た方がいい。

一同:
(笑)

フジテレビはどこかで会社として修行をサボった

洪:
先程からずっと、そうおっしゃっていますね。いま視聴率が厳しいとか、どこどこの局の調子がいいとか悪いとか言われていますが、それらに対するメッセージはありますか?

土屋:
フジテレビは、数値化されていることを見過ぎだと思う。数値化されていないことをもっと見なければいけないと思う。
それは、「おもしろい」と思うことを信じて、それをちゃんと出せる力。これはコピーではないし、上の世代が教えてくれることでもない。修行だと思う。数値化されていることは勉強でできると思うけれど、数値化されていないことというのは、修行でしかわからないと思うんだよね。
これも欽ちゃんが言っていたことなんだけれど、彼は駒澤大学の仏教学部に行っているじゃないですか。そこで見ていると、最終的にいいお坊さんになる人というのは、修行をするんだって。お前が人間として何かを問われたときに、どう答えるんだ、と。

これはテレビマンも同じこと。つまり、教わったことをずっとやっていく、これは勉強なんだよ。そうじゃなくて、お前が今なにを出せるんだって。これは修行の先にしかない。
だから、どこかでフジテレビは会社として修行をサボったんだと思うよ。

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もういちど修行をちゃんとやる

洪:
これは、今からでも修行を積みなおせば、数値の回復につながるのでしょうか?

土屋:
修行は自分でやるもの。僕も「イッテQ」を制作している後輩に何かを教えたことはない。でも、彼のことを弟子だと言うし、僕自身も欽ちゃんとテリー伊藤の弟子だと言う。
けれどそれは「先生」ということではなくて、思わず「弟子です」と言ってしまうもの。この関係は、師匠がやっていることから弟子が何かを勝手に盗むという関係。それを、もう一度ちゃんとやらないといけない。

テレビ東京は、製作費が他局に比べて少ないけれど、これをきちんとやってきたから、アイディアを練って自分たちで何でもやって、そうしてきたから、池の水を抜いたりとか、誰かの家について行っちゃったりとか、今のおもしろい番組がある。お金じゃないんだよ。執念とか、熱とか、「絶対負けない」とか、そういうものだよ。それらがどこかで、フジテレビは見失ってしまったのかな。
「俺たちはさあ、あるし、お金」みたいに。今の作り手に、「自分の師匠はこの人だ」というのがちゃんとあるのかと。こういったことが、どこかで断絶してしまったのではないかなと思う。

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日本株急反発米テクノロジー株堅調と円高一服輸出内需広く買い - ブルームバーグ

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ブルームバーグ

日本株急反発、米テクノロジー株堅調と円高一服-輸出、内需広く買い
ブルームバーグ
アイザワ証券投資顧問室の三井郁男ファンドマネジャーは、日本株が急速に戻った背景として需給要因に言及。テクノロジー株には年末や決算を控え利益確定やポジション調整の売りが出ていたが、「そうした売り圧力がピークアウトしつつある。米ナスダックのリバウンドや国内のメジャーSQのロールオーバーが進み、需 ...

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2017年12月8日金曜日

アドバンスドテクノロジーラボが先鋭的VRMRコンテンツを体感できるイベントを12月19日に開催 - ファミ通.com

 リクルートテクノロジーズが運営するオープンイノベーションスペース“アドバンスドテクノロジーラボ”は、2017年12月16日に“ATL SHOWCASE フェス 2017”を開催。先鋭的なVR・MR コンテンツの体験イベントやコンテンツ製作者によるトークセッションなどが実施される。体験会は申込性で、入場は無料。特設サイトより受付が行われている。

 株式会社リクルートテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)が運営するオープンイノベーションスペース「アドバンスドテクノロジーラボ(以下:ATL)」にて、2017年12月16日(土)14時から「ATL SHOWCASE フェス 2017」を開催します。
 ATLでは2017年6月のオープン以降、クリエイターや開発者を”ATL客員研究員”として迎え、最新のVR開発用機材に加えてモーションキャプチャー等の設備を無償提供し、研究開発を支援しています。本イベントではATL客員研究員が制作したVRコンテンツを中心にMR、モーションキャプチャーデータを用いた映像作品など全12作品を展示、いずれも”先鋭的”なVR・MRコンテンツの体験が可能です。また、各作者によるライトニングトークも実施、制作秘話などをお話します。

■当日体験できるVR・MRコンテンツについて
 ATLの設備を活用し、そこで作られた ATL 客員研究員の作品を展示するのが、「ATL SHOWCASE」サイト。当日はサイト内のコンテンツは全て体験可能です。

※イメージ写真

・仮想世界内のスイカを、現実世界の人が割るという逆転の発想のスイカ割り「そこに西瓜はあるのかい」
・Hololensを通して焼き芋を焼くほっこり体験「HoloTakibi」
・仮想世界で延々と遠くまで歩いたはずなのに、現実世界では元の場所に戻るという不思議体験「VR錯覚ターン」
・プリンに醤油をかけたらウニの味がするのか?VIVEとロボットアームを使った作品にあなたは騙される!?
・Hololensからも2作品。作者本人に開発エピソードを聞いてみては?
・VIVEコントローラーを振って走ったり、パンチしたり、ジェンガしたり、ATLなら機材無料でこんな作品が個人で作れます!

 などなど、約12の作品を当日は体験可能な状態でお待ちしております!
 全作品、作品の作者本人にもお越しいただいきますので、開発時のエピソードや技術ネタで話が盛り上がるかもしれませんね!
 各作者によるライトニングトークも予定しています。(LT開催時間は追ってご案内します)

 簡易な食事やアルコールなどもご用意してお待ちしております!

HoloTakibi
HoloLens を通じたたき火と焼き芋体験

踊麺 -オド・メン-
モーションキャプチャーによる拉麺ツイスト

VR錯覚ターン
空間認識を錯覚させて歩かせるRedirected

■「ATL SHOWCASE フェス 2017」開催概要
イベント名:ATL SHOWCASE フェス 2017
開催日程:2017年12月16日(土) 14:00-19:00
     ※ライトニングトーク初回は15時開始予定
開催場所:アドバンスドテクノロジーラボ
     〒150-0012 東京都渋谷区広尾 3-12-36 ワイマッツ広尾ビル 4F
     最寄駅:恵比寿駅(徒歩7分) 広尾駅(徒歩15分)
主催:株式会社リクルートテクノロジーズ
その他:一般参加者のイベント参加のお申込みは下記からお願いします。
    http://ift.tt/2kqjZvB

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2017年12月7日木曜日

テクノロジー株はラリー再開へローテーションでごまかされるな - ブルームバーグ

テクノロジー株の下落はいつまで続くのかと気をもんでいる投資家にとって、そう考えること自体が的外れかもしれない。

  今年急上昇したテクノロジー株を売り、米税制改革で恩恵を受けるであろう銘柄に資金が振り向けられているというのがよく耳にする説明だ。ただ、ソシエテ・ジェネラルのクオンツ戦略グローバル責任者、アンドルー・ラプソーン氏のような市場関係者はこの見方に納得していない。彼らはここ数日間のまとまった売りを見て、これとは違う受け止めをしている。一部の市場参加者がファクターポジションを手放したことで偶発的に半導体やソフトウエア銘柄が打撃を受けたのであり、これが一巡すれば再びラリーが始まるとの見立てだ。
  
  前週は2つの要因が注目された。モメンタムトレードの急減とバリュー株の過去最高水準への接近だ。ストラテジストは米国株の動きが激しく広範なセクターにわたっていたため、マクロの力でテクノロジー株から金融株へのローテーションが起きたわけではないと判断している。むしろ、コンピューター主導のファンドがファクターエクスポージャーを解消したか調整したと指摘する。
         
         

       
  ラプソーン氏はインタビューで、「税制改革が関連しているように見えるが、かなり極端だ。ある特定の日のこのような急変動が起きるのは、フローの影響に違いない」と指摘。「ファクターとパフォーマンスの強力な関係が生じる時はいつも、システマチックな動きが影響しているようだ」と語った。

  11月最終週のブルームバーグUSピュア・モメンタム・ポートフォリオは、2016年4月以来最悪のパフォーマンスだった。マクロ・リスク・アドバイザーズ(MRA)のデリバティブ戦略責任者プラビット・チンタウォンバニッチ氏によれば、こうしたロング・ショート・モメンタムの一様の悪化は局地的な賭けの巻き戻しによって引き起こされた可能性がある。

  同氏は5日のリポートで、「『モメンタムの巻き戻し』効果はセクター内でさえも確認できる」とした上で、「 ひとたび巻き戻しが収まれば、『ロングモメンタム』銘柄はラリーを再開する」と述べた。

  同様のファクター主導の動きは今年既に見られている。テクノロジー株は6月に急ピッチで売られたが、反発に転じるのに1カ月もかからなかった。
           

 
  ラプソーン氏は前週のバリュー株急伸のような急変動について、一部の市場参加者があるファクターに対する賭けを解消するか、新たにファクターポジションを構築している時に現れる現象だと指摘。税制改革はこの動きの引き金になった可能性はあるものの、持続的な資金シフトにつながらないシステマチックな動きのように依然として見えるという。
 
  この見方は5日にある程度の支持を得られたかもしれない。米テクノロジー株はこれまでの下げの一部を取り戻し、主要銘柄はこの2週間余りで最大の上げを記録した。
       
原題:Don’t Call It a Rotation. Here’s What Likely Happened With Tech.(抜粋)

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日本株急反発米テクノロジー株堅調と円高一服輸出内需広く買い - ブルームバーグ

7日の東京株式相場は急反発。前日のアジア株安を受けた米国株市場ではテクノロジー株が堅調に推移、為替の円高の勢いも鈍り、企業業績の先行きに対する過度な警戒感が後退した。東京エレクトロンやSUMCO、任天堂など輸出株のほか、建設や小売など内需株まで幅広く高い。

  TOPIXの終値は前日比20.83ポイント(1.2%)高の1786.25と反発、日経平均株価は320円99銭(1.4%)高の2万2498円03銭と4営業日ぶりに上げた。

  りそな銀行アセットマネジメント部の黒瀬浩一チーフ・マーケット・ストラテジストは、「米国の半導体関連は上がり過ぎたが故の銘柄入れ替えで下がっている側面が強く、ファンダメンタルズの変化が起こっているわけではない」と指摘。ただし、日本株はテクノロジー株中心に急騰後の調整局面にあり、短期的なリスク・リターンから積極的な買いも入りにくく、「昨日のアジア株安のようなことが起こると、利益確定売りが出やすかった」とみていた。

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  6日の米国株は方向感に乏しい中、フェイスブックやアプライド・マテリアルズなどテクノロジー株が上昇し、ナスダック総合指数は0.2%高、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は0.3%高と堅調。台湾などアジア市場でテクノロジー株が崩れ、需要の先行きが懸念されたものの、米国株への影響は限られた。7日の東京時間でも電子取引のナスダック100Eミニ先物はじりじりと上げ、投資家心理が好転する一助になった。

  野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、「来年の半導体市場は需要の伸び率が鈍化する。成長セクターにとってグロースに疑問符が付きやすく、上値が重くなるのは仕方がない」とした半面、需要は伸びるため、「利益は増加する。株価が下がれば割安感が出て、下値を拾う動きになりやすい」と言う。

  また、きょうのドル・円相場はおおむね1ドル=112円30ー50銭台で推移、前日夕に111円99銭まで進んだドル安・円高の勢いは鈍り、株安・円高の悪循環も止まった。先安懸念がくすぶる中国株も、上海総合指数は一時0.8%安と軟調な動きが続くが、昨日の安値は割り込んでいない。

  アイザワ証券投資顧問室の三井郁男ファンドマネジャーは、日本株が急速に戻った背景として需給要因に言及。テクノロジー株には年末や決算を控え利益確定やポジション調整の売りが出ていたが、「そうした売り圧力がピークアウトしつつある。米ナスダックのリバウンドや国内のメジャーSQのロールオーバーが進み、需給リスクが低下した」とみる。また、日本株は「来期10%増益なら、下落したところでポジションを持ちたいという投資家がいる。特に相対的に割安な内需系には循環物色的な買いも入る」と話していた。あす8日は先物・オプション12月限の特別清算値(SQ)算出がある。

  東証1部33業種はその他製品や建設、金属製品、化学、電機、倉庫・運輸、陸運、サービス、小売など30業種が上昇。海外原油市況の下げが響いた鉱業のほか、海運、銀行の3業種は下落。売買代金上位では、エヌビディアのゲーム機で中国に参入した任天堂、SMBC日興証券が目標株価を上げたSUMCO、マッコーリーキャピタル証券が投資判断を上げたディスコが高い。きょう東証1部に復帰したシャープのほか、ニトリホールディングス、国際石油開発帝石は安い。

  • 東証1部の売買高は15億2833万株、売買代金は2兆8073億円
  • 値上がり銘柄数は1716、値下がりは269

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