2018年4月27日金曜日

深まる米中テクノロジー冷戦アップルにも大きな打撃 - Forbes JAPAN

米中の貿易戦争が激しさを増す中、報復の連鎖が米国のテック企業に打撃を与えることが懸念されている。

米国は総額で約1500億ドル(約16.3兆円)相当の中国からの輸入品に関税を課すことを検討しているが、さらに中国のテック業界にも矛先を向け始めている。米国商務省は先週、中国通信機器大手の「ZTE(中興通訊)」が対イラン制裁に違反したとして、同社が米企業から製品を購入することを7年間禁止すると発表した。さらに、中国による米企業の買収を制限するため、「国際緊急経済権限法(International Emergency Economic Powers Act)」を発動した。

アナリストらは、今後中国がアップルやクアルコムなど米国のテック企業を標的に報復措置を取り、これらの企業の収益や投資計画に悪影響を及ぼす可能性があると指摘している。

中国政府は、大豆やボーイング製の航空機などを含む米国からの輸入品約500億ドルに追加関税を課すことを発表した。しかし、昨年の米国の対中輸出額は1300億ドル余りで、報復合戦がさらにヒートアップした場合に関税を課す物品に限りがある。そこで、中国政府が目を向けたのが米国のテック企業だ。

「米国による1500億ドルもの中国製品への関税導入に対抗するために、中国政府は米企業によるM&Aの承認を遅らせるなど、新たな手段に出ている。こうした動きは米国のテック企業に打撃を与えかねない」と米中ビジネス協議会のJacob Parkerは話す。

クアルコムは5億ドルの売上減

既に影響は出始めている。米企業によるZTEへの製品販売が禁止されたことを受け、チップメーカーの「クアルコム」は売上高が5億ドル減る見通しだ。調査会社「Canalys」によると、チップの単価は15〜20ドルで、ZTEが昨年出荷した4020万台のスマートフォンのうち65%にクアルコム製チップが搭載されているという。しかし、クアルコムにとってより深刻な問題は、中国政府による買収承認の遅れだ。

同社は、オランダの半導体大手「NXP」を440億ドル(約4.8兆円)で買収することを計画している。クアルコムは買収に向けて、既に9つの独禁当局の承認のうち8つを取得済みで、中国の当局が承認すれば全ての審査をクリアすることになる。しかし、中国当局はNXPの顧客に多くの中国企業が含まれることを理由に承認を遅らせている。

NXPの買収はクアルコムの将来戦略において極めて重要であり、頓挫すれば同社にとって大きな打撃になる。中国商務部は4月19日、「予備的な審査の結果、結論を出す上で困難な問題が明らかになった」と述べ、クアルコムに申請書の再提出を求めた。

7月までに承認が下りなければ、クアルコムはNXPに対して20億ドルの違約金を支払い、買収計画を破棄しなければならない。

Let's block ads! (Why?)

2018年4月25日水曜日

テクノロジー業界で活躍する女性を応援すべくブッキングドットコムと ... - 日刊工業新聞

テクノロジー業界で活躍する女性を応援すべくブッキング・ドットコムとウェブ・サミットが提携を発表

リリース発行企業:Booking.com Japan K.K.

テクノロジー業界で活躍する女性を応援すべくブッキング・ドットコムとウェブ・サミットが提携を発表

ブッキング・ドットコムとウェブ・サミットが率いる、テクノロジー業界で働く女性を応援する活動「Women in Tech」2018年に開催されるWeb Summit、Collision、RISEの各イベントで各種プログラムを開催予定


【2018年4月24日 – 日本発表】-世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表:アダム・ブラウンステイン 以下:ブッキング・ドットコム)は、この度、テクノロジーカンファレンス「ウェブ・サミット」とのグローバル提携を発表しました。両社は、旗艦イベントとなる「Web Summit」において女性向けのネットワーキングおよびメンタリング・プログラム「Women in Tech(ウーマン・イン・テック)」を開催するとともに、2018年に開催される姉妹イベント「Collision」および「RISE」でも関連プログラムを設ける予定です。ブッキング・ドットコムとウェブ・サミットの提携は、これまでの両社の取り組みに引き続き、テクノロジー業界における女性のさらなる参入と活躍を応援し、男女比のバランスを改善することを目的とするものです。

ブッキング・ドットコムは、女性向けのネットワーキング・イベントを多数主催する予定ですが、その初回となるのが2018年4月30日~5月3日に米国ニューオーリンズで開催される「Collision 2018」で設けられるブッキング・トッドコム「Women in Tech」ラウンジとなります。「Collision」はアメリカ有数のテクノロジー・カンファレンスで、急成長中のスタートアップ企業やフォーチュン500(全米上位500社)企業、投資家やメディア関係の人たちが集結します。ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズ氏は、「Sustainability in Big Business(大企業におけるサステナビリティ)」に関するパネル・ディスカッションにも参加予定で、サステナビリティや倫理的な行動に関して大企業に求められる役割などについて意見を述べる予定です。

本提携の目玉となるのは、11月5日~8日にリスボン(ポルトガル)で開催される「Web Summit 2018」となります。同イベントでは、昨年の「Web Summit 2017」で初めて開催された女性向けのメンタリング・プログラムの成功を受けて、今年も同様のメンタリング・プログラム「Women in Tech Mentor Program」が開催されます。昨年のイベントで開催されたメンタリング・プログラムには200名近くの参加者が集まり、ギリアン・タンズをはじめとするブッキング・ドットコムの経営幹部など、テクノロジー業界の著名人60名がメンターとして参加しました。

「RISE」は、毎年100ヶ国以上から15,000名以上の参加者が集うアジア最大級のテクノロジー・カンファレンスです。「RISE 2018」は2018年7月9日~12日に香港で開催予定となっており、ブッキング・ドットコムは同イベントでネットワーキング・ラウンジ「Women in Tech」を主催します。

ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズは次のように述べています。
「2017年にも大変ご好評いただきましたが、今年も引き続きウェブ・サミットと提携し、テクノロジー業界におけるジェンダー・ダイバーシティを推進するための取り組みを行えることを嬉しく思います。最近行われた調査によると、テクノロジー業界で働いている女性の90%が「ジェンダー差別を受けたことがある」といい、これに加えて「メンターがいないこと(48%)」「女性のロールモデルがいないこと(42%)」が、この業界でキャリアを追うことを断念する3大理由になっているといいます。弊社はウェブ・サミットと提携し、ヨーロッパ、北米、アジアで開催される主要イベントを通して、ジェンダー・ダイバシティの課題に引き続き取り組み、女性たちをメンタリングするとともに、彼女たちがお互い交流し、体験談をシェアし合える機会を与えることを目標としています。今回の提携によって、男性優位なテクノロジー業界における男女差別と格差をなくし、世界中の女性たちが自らロールモデルとなろうと思うきっかけとなればと思います。」

ウェブ・サミットは、世界でもっとも高く評価されているテクノロジー・イベントの数々を運営しています。各イベントには、最新技術の進歩を祝うべく、フォーチュン500に選出されているトップ企業や大手のテクノロジー企業、期待のスタートアップ企業などが集結します。

ウェブ・サミットCEO兼共同創業者のパディー・コスグレイブは次のように述べています。
「ウェブ・サミットはテクノロジー業界に前向きな変化を起こすことを目標としており、世界から大注目を集めるテクノロジー・イベントを多数運営しています。3年前には、これらのイベントにおける女性の参加率を上げることを目的として、「Women in Tech」という取り組みを立ち上げました。こうした努力が功を奏し、過去2年のウェブ・サミットにおける参加者の男女比は女性(42%)男性( 58%)となっています。この度はブッキング・ドットコムと再び提携し、テクノロジー業界における男女平等への関心を高めるきっかけを作れることを嬉しく思っています。ブッキング・ドットコムと提携することによって、イベントに参加してくれる女性たちに、この業界ですでに企業家として成功している女性たちと交流し、彼女たちから学べる機会をさらに充実した形で与えられることと思います。」

###

日本におけるブッキング・ドットコム
2009年に渋谷に最初のオフィスを開設。現在約350名以上の従業員が日本国内のオフィスで働いており、内200名以上がインハウスのカスタマーサービスのスタッフです。国内に、6つのオフィス(東京に2ヶ所、大阪、福岡、札幌、沖縄)があります。

ブッキング・ドットコムについて
1996年にアムステルダムにて設立されたブッキング・ドットコムは、オランダの小さなスタートアップ企業から、世界最大のオンライン宿泊予約サイトに成長しました。 ブッキング・ホールディングス(NASDAQ:BKNG)の一部であるブッキング・ドットコムは現在、世界70カ国・198のオフィスを設け、17,000人以上の従業員が所属しています。世界中の人々に世界を体験していただくことを使命とし、気軽な旅を実現できるよう、最新の技術を取り入れています。ブッキング・ドットコムでは、アパートメント、家族経営のB&B(ベッド&ブレックファスト)スタイルの施設から、5つ星の高級リゾート、ツリーハウス、さらにはイグルーに至るまで、世界最大の宿泊施設数を提供しています。ブッキング・ドットコムのウェブサイトとモバイルアプリは、43の言語で利用でき、レポートベースで世界2,700万室の宿泊部屋を、227ヶ国と地域で130,000以上の都市で提供しています。毎日、150万部屋以上が予約されており、お客様は24時間いつでも43の言語でサポートを受けることができます。ビジネスやレジャー等の用途に限らず、ブッキング・ドットコムで簡単に理想的な宿泊施設の予約が無料で行えます。

ウェブ・サミットについて
ウェブ・サミットとは、毎年リスボンで開催される世界規模のテクノロジー・カンファレンスです。2018年度のウェブ・サミットは11月5日から8日にかけて開催予定で、世界をリードするテクノロジー企業や、有望とされるスタートアップ企業、グローバルリーダーなどの話を聞くべく、70,000名以上の参加者が集まる見込みです。2017年のウェブ・サミットには20,000社を超える企業やCEO7,000名、国際ジャーナリスト2,500名など、60,000名以上の参加者が170ヶ国以上から集まり、Al Gore(元アメリカ副大統領)、Brad Smith(マイクロソフト社長)、Margrethe Vestager(欧州委員会委員)Brian Krzanich(インテルCEO)、 António Guterres(国際連合事務総長)、Kati Levoranta(ロビオCEO)、Alexis Ohanian(Reddit共同創業者)などが登壇しました。

企業プレスリリース詳細へ
PRTIMESトップへ

※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

Let's block ads! (Why?)

2018年4月24日火曜日

テクノロジー業界で活躍する女性を応援すべくブッキングドットコムとウェブサミットが提携を発表 - 時事通信

[Booking.com Japan K.K.]

ブッキング・ドットコムとウェブ・サミットが率いる、テクノロジー業界で働く女性を応援する活動「Women in Tech」2018年に開催されるWeb Summit、Collision、RISEの各イベントで各種プログラムを開催予定


【2018年4月24日 – 日本発表】-世界最大のオンライン宿泊予約サイト Booking.com (ブッキング・ドットコム)の日本法人 ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表:アダム・ブラウンステイン 以下:ブッキング・ドットコム)は、この度、テクノロジーカンファレンス「ウェブ・サミット」とのグローバル提携を発表しました。両社は、旗艦イベントとなる「Web Summit」において女性向けのネットワーキングおよびメンタリング・プログラム「Women in Tech(ウーマン・イン・テック)」を開催するとともに、2018年に開催される姉妹イベント「Collision」および「RISE」でも関連プログラムを設ける予定です。ブッキング・ドットコムとウェブ・サミットの提携は、これまでの両社の取り組みに引き続き、テクノロジー業界における女性のさらなる参入と活躍を応援し、男女比のバランスを改善することを目的とするものです。

ブッキング・ドットコムは、女性向けのネットワーキング・イベントを多数主催する予定ですが、その初回となるのが2018年4月30日~5月3日に米国ニューオーリンズで開催される「Collision 2018」で設けられるブッキング・トッドコム「Women in Tech」ラウンジとなります。「Collision」はアメリカ有数のテクノロジー・カンファレンスで、急成長中のスタートアップ企業やフォーチュン500(全米上位500社)企業、投資家やメディア関係の人たちが集結します。ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズ氏は、「Sustainability in Big Business(大企業におけるサステナビリティ)」に関するパネル・ディスカッションにも参加予定で、サステナビリティや倫理的な行動に関して大企業に求められる役割などについて意見を述べる予定です。

本提携の目玉となるのは、11月5日~8日にリスボン(ポルトガル)で開催される「Web Summit 2018」となります。同イベントでは、昨年の「Web Summit 2017」で初めて開催された女性向けのメンタリング・プログラムの成功を受けて、今年も同様のメンタリング・プログラム「Women in Tech Mentor Program」が開催されます。昨年のイベントで開催されたメンタリング・プログラムには200名近くの参加者が集まり、ギリアン・タンズをはじめとするブッキング・ドットコムの経営幹部など、テクノロジー業界の著名人60名がメンターとして参加しました。

「RISE」は、毎年100ヶ国以上から15,000名以上の参加者が集うアジア最大級のテクノロジー・カンファレンスです。「RISE 2018」は2018年7月9日~12日に香港で開催予定となっており、ブッキング・ドットコムは同イベントでネットワーキング・ラウンジ「Women in Tech」を主催します。

ブッキング・ドットコムCEOのギリアン・タンズは次のように述べています。
「2017年にも大変ご好評いただきましたが、今年も引き続きウェブ・サミットと提携し、テクノロジー業界におけるジェンダー・ダイバーシティを推進するための取り組みを行えることを嬉しく思います。最近行われた調査によると、テクノロジー業界で働いている女性の90%が「ジェンダー差別を受けたことがある」といい、これに加えて「メンターがいないこと(48%)」「女性のロールモデルがいないこと(42%)」が、この業界でキャリアを追うことを断念する3大理由になっているといいます。弊社はウェブ・サミットと提携し、ヨーロッパ、北米、アジアで開催される主要イベントを通して、ジェンダー・ダイバシティの課題に引き続き取り組み、女性たちをメンタリングするとともに、彼女たちがお互い交流し、体験談をシェアし合える機会を与えることを目標としています。今回の提携によって、男性優位なテクノロジー業界における男女差別と格差をなくし、世界中の女性たちが自らロールモデルとなろうと思うきっかけとなればと思います。」

ウェブ・サミットは、世界でもっとも高く評価されているテクノロジー・イベントの数々を運営しています。各イベントには、最新技術の進歩を祝うべく、フォーチュン500に選出されているトップ企業や大手のテクノロジー企業、期待のスタートアップ企業などが集結します。

ウェブ・サミットCEO兼共同創業者のパディー・コスグレイブは次のように述べています。
「ウェブ・サミットはテクノロジー業界に前向きな変化を起こすことを目標としており、世界から大注目を集めるテクノロジー・イベントを多数運営しています。3年前には、これらのイベントにおける女性の参加率を上げることを目的として、「Women in Tech」という取り組みを立ち上げました。こうした努力が功を奏し、過去2年のウェブ・サミットにおける参加者の男女比は女性(42%)男性( 58%)となっています。この度はブッキング・ドットコムと再び提携し、テクノロジー業界における男女平等への関心を高めるきっかけを作れることを嬉しく思っています。ブッキング・ドットコムと提携することによって、イベントに参加してくれる女性たちに、この業界ですでに企業家として成功している女性たちと交流し、彼女たちから学べる機会をさらに充実した形で与えられることと思います。」

###

日本におけるブッキング・ドットコム
2009年に渋谷に最初のオフィスを開設。現在約350名以上の従業員が日本国内のオフィスで働いており、内200名以上がインハウスのカスタマーサービスのスタッフです。国内に、6つのオフィス(東京に2ヶ所、大阪、福岡、札幌、沖縄)があります。

ブッキング・ドットコムについて
1996年にアムステルダムにて設立されたブッキング・ドットコムは、オランダの小さなスタートアップ企業から、世界最大のオンライン宿泊予約サイトに成長しました。 ブッキング・ホールディングス(NASDAQ:BKNG)の一部であるブッキング・ドットコムは現在、世界70カ国・198のオフィスを設け、17,000人以上の従業員が所属しています。世界中の人々に世界を体験していただくことを使命とし、気軽な旅を実現できるよう、最新の技術を取り入れています。ブッキング・ドットコムでは、アパートメント、家族経営のB&B(ベッド&ブレックファスト)スタイルの施設から、5つ星の高級リゾート、ツリーハウス、さらにはイグルーに至るまで、世界最大の宿泊施設数を提供しています。ブッキング・ドットコムのウェブサイトとモバイルアプリは、43の言語で利用でき、レポートベースで世界2,700万室の宿泊部屋を、227ヶ国と地域で130,000以上の都市で提供しています。毎日、150万部屋以上が予約されており、お客様は24時間いつでも43の言語でサポートを受けることができます。ビジネスやレジャー等の用途に限らず、ブッキング・ドットコムで簡単に理想的な宿泊施設の予約が無料で行えます。

ウェブ・サミットについて
ウェブ・サミットとは、毎年リスボンで開催される世界規模のテクノロジー・カンファレンスです。2018年度のウェブ・サミットは11月5日から8日にかけて開催予定で、世界をリードするテクノロジー企業や、有望とされるスタートアップ企業、グローバルリーダーなどの話を聞くべく、70,000名以上の参加者が集まる見込みです。2017年のウェブ・サミットには20,000社を超える企業やCEO7,000名、国際ジャーナリスト2,500名など、60,000名以上の参加者が170ヶ国以上から集まり、Al Gore(元アメリカ副大統領)、Brad Smith(マイクロソフト社長)、Margrethe Vestager(欧州委員会委員)Brian Krzanich(インテルCEO)、 António Guterres(国際連合事務総長)、Kati Levoranta(ロビオCEO)、Alexis Ohanian(Reddit共同創業者)などが登壇しました。

企業プレスリリース詳細へ (2018/04/24-18:01)

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2HqFwuI

Let's block ads! (Why?)

最新のテクノロジーと小売業との接点など 食品流通小売業各社が討議共同通信PRワイヤー - 毎日新聞

第6回Future Store “NOW”推進協議会

2018年4月23日

Future Store "NOW"運営事務局

『最新のテクノロジーと小売業との接点』など 食品流通小売業各社が討議

一般社団法人新日本スーパーマーケット協会(会長:横山 清、所在地・東京都千代田区)は、2018年3月23日(金)に「第6回Future Store “NOW”推進協議会」を開催しました。

「Future Store “NOW”」は、少子高齢化などの社会環境の変化に対し、活気あふれる人や街づくりのサポートに重要な「スーパーマーケットの未来」を、小売業と関連事業者が共に議論し、中長期的かつ継続的に研究し、展示会やウェブを通じて情報提供するプロジェクトです。

【画像: https://kyodonewsprwire.jp/img/201804203165-O1-6K2KY747

第1部では、グーグル合同会社 Google Play パートナーマネージャー 倉光 良典氏をお招きし、特別講演として「Future Store "NOW" リテール×Googleから近い将来を考える」をテーマに、最新のテクノロジーと小売業の接点について等ご講演をいただきました。倉光氏からは、新しいテクノロジーを取り入れる感覚について「取り入れる時は、望むも望まざるにも関わらず、今後必ずやってくる。大事なのは知る事。そしてやってみること」としたうえで、「まずは自分事化してみる事が大事。まず知識として実際に触れてみて、見極める事が大事」といったお話がありました。

第2部では、スーパーマーケット経営者や店舗設備メーカー、マーケティング分野などの約20社により、第1部の特別講演をふまえたディスカッションを行い、今後10年先の未来に向けて業界が取り組むべき課題などの協議が行われました。

新日本スーパーマーケット協会は、食品スーパーマーケット業界の地位向上や業界発展に寄与することをめざしています。Future Store “NOW”では通年で協議会を開催し、その協議内容について2019年2月13日(水)から15日(金)まで幕張メッセにて開催される「スーパーマーケット・トレードショー2019」主催者企画ブースにて成果発表予定です。また、FSN公式サイト(http://fs-n.net/)にて進捗報告をしてまいります。

◆プログラム
Future Store "NOW" 2018 関係動向報告(3月度)
株式会社アッセ’
◇1 部【特別講演】
「 Future Store "NOW" リテール×Googleから近い将来を考える」
グーグル合同会社 Google Play パートナーマネージャー
倉光 良典氏

プレゼンテーション
「顧客理解に基づく小売業における マーケティング実践」
株式会社インテージ

◇2 部【ディスカッション】
ファシリテーター: コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン
大塚 明氏

◆参加企業(50音順・敬称略)
【小売業】
株式会社エブリイ、株式会社カスミ、株式会社静鉄ストア、株式会社スパーク、
株式会社阪急オアシス、富士シティオ株式会社、株式会社ベルジョイス
北辰商事株式会社、株式会社マミーマート、株式会社丸久、株式会社ユニバース、株式会社ラルズ
株式会社ランドロームジャパン
【メーカー・ソリューション企業】
株式会社イシダ、株式会社インテージ、株式会社寺岡精工、株式会社ライジングエージェント、
リコージャパン株式会社
【オブザーバー】
国際商業出版株式会社、株式会社商業界、株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア、
株式会社フードナビゲーションジャパン
【ファシリテーター】
コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン 大塚 明 氏
【主催・運営事務局】
一般社団法人新日本スーパーマーケット協会、共同印刷株式会社、株式会社アッセ’

【Future Store “NOW” 継続的近未来スーパーマーケット研究 とは】
 少子高齢化・人口減・人手不足等、社会環境の変化に対し、活気あふれる人や街づくりのサポートに重要な「スーパーマーケットの未来」を、小売業と関連事業者が共に議論し、中長期的かつ継続的に研究し、展示会やウェブを通じて情報提供するプロジェクトです。  URL:http://fs-n.net/

Let's block ads! (Why?)

2018年4月23日月曜日

2つの先進テクノロジーを結集させたリーボックのランニングシューズ - DIME - @DIME

グローバルフィットネス ライフスタイルブランドのリーボックは、“8の字構造の織り”に着目した独自のアッパーテクノロジー「Flexweave(フレックスウィーブ)」を採用し、中距離までのランニング、およびワークアウトに適した『FUSION FLEXWEAVE (フュージョン フレックスウィーブ)』を4月27日より発売する。自店販売価格は1万4000円。

『FUSION FLEXWEAVE』は、リーボックが誇る2つのテクノロジーを結集させたランニングモデルだ。「8の字構造」の“織り”に着目し、シューズの必要な部分に、柔軟性、通気性、強度やサポート性を与えることを一枚布で可能としたリーボック独自のアッパーテクノロジー「Flexweave」と、軽量なスペースブーツ「The Reebok FLOATRIDE SPACE BOOT SB-01」を開発するために生まれた同社独自のクッショニングテクノロジー、「Floatride Foam」という二つのテクノロジーを組み合わせて誕生した。

「Flexweave」採用のアッパーは、サポート性や柔軟性だけでなく、軽量性と耐久性にも優れているので、20km程度までのランニングを可能としながらも、横の動きをともなうラダー等のアジリティトレーニングにも適している。また、ソールには「Floatride Foam」を搭載することで、優れたクッション性と心地よい反発性をもたらす。

このように『FUSION FLEXWEAVE』は、あらゆる種類のワークアウトに適し、ジムでのトレッドミルや普段のランニングだけでなく、さらに一歩進んだフィットネス、トレーニングへと踏み出そうとしているアスリートにとって理想的なシューズと言える。

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2HjqOWA

Let's block ads! (Why?)

2018年4月22日日曜日

アイサンテクノロジー/岡谷鋼機PRODRONE機体を使った点群編集ソリューション [第4回国際ドローン展] - DRONE

2018-04-22 掲載

測量、測位関連の機器やソリューションを販売するアイサンテクノロジーは、ドローンを使った大規模三次元点群高速編集ツールを出展した。

同社ではMMS(モービルマッピングシステム)を中心にした高精度な三次元地図を作製するソリューションを提供しているが、空からデータを得るツールとして、岡谷鋼機の高密度3Dレーザースキャナーを搭載したドローン「Winser」と、可視光の写真撮影が可能なスカイマティクスの全天候型マルチコプター「X-S2(クロス・エスツー)」を販売している。

「Winser」と「X-S2」はいずれもプロドローン製の「PD4-AW」「PD6-AW」をベースにしたもので、雨天でも飛行ができる全天候型となっている。今回はこれらから得られた情報を基に三次元点群が編集できる、同社オリジナルのソフト「Wing Earth」を組み合わせた「UAVパッケージ」を提案していた。このドローンとソフトの組み合わせによって、i-Constructionに対応したデータ作成ができる。

Wing Earthは国交省の「空中写真測量(無人航空機)を用いた出来形管理要綱(土工編)(案)」と「地上型レーザースキャナーを用いた出来形管理要領(土工編)(案)」に準拠したソフトで、点群編集、出来形計算、成果出力機能を備えている。大量点群の高速表示が可能で、地上にある人物、自動車、樹木を自動的に認識して、それらの点群のみをまとめて削除することができるのが特徴だ。ブース内では「グランドフィルタリング」と呼ばれるこの機能を中心に、ソフトのパフォーマンスを紹介していた。

▶︎アイサンテクノロジー

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2HlAjUY

Let's block ads! (Why?)

2018年4月21日土曜日

MA世界で割高感18年月テクノロジー関連が金額押し上げ ... - 日本経済新聞

 企業のM&A(合併・買収)価格に割高感が漂い始めた。2018年1~3月に表面化した世界のM&Aで、対象企業の年間利益に対する価格は19倍に上昇。将来成長を見込むIT(情報技術)関連で高額例が目立ち、世界的カネ余りを背景に投資余力のある投資ファンドが存在感を高めたことも影響している。

 米調査会社によると、18年1~3月のM&Aの件数は世界で1万1738件と前年同期から769件減った。一方、総額は1…

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2K58zWn

Let's block ads! (Why?)

iCureテクノロジーはITイノベーション統合医療の実現を目指して呉竹 ... - 時事通信

[iCureテクノロジー株式会社]

iCureテクノロジーは呉竹学園、リテラスメディカと三者共同で電子カルテ「みんなのカルテ(R)」の実証実験を開始いたしました。鍼灸柔整業界にITイノベーションを起こし、統合医療の実現をすることで患者さまの幸せを追求していきます。

鍼灸整骨院の運営支援事業を行っているiCureテクノロジー株式会社(本社:大阪市港区、代表取締役社長:小泉英一、以下iCure)は、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師の養成を行っている学校法人呉竹学園 東京医療専門学校(本部:東京都新宿区、学校長:齊藤秀樹、以下呉竹学園)、並びに医療支援システムのソフトウェア及びハードウェアの企画・開発・販売を行うLITERRAS MEDICA株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:織田 聡、以下LITERRAS MEDICA)と三者共同で「みんなのカルテ(R)」の実証実験を開始いたしました。

■鍼灸・柔整業界にITイノベーションを起こし、統合医療の実現を目指します

当社はこれまで、鍼灸整骨院や訪問鍼灸を通し、施術サービスを提供することで地域の健康に貢献してまいりました。
しかし、地域医療の大きな課題として、日常生活で病気やケガをした時に、各専門機関が連携されていないという理由で、どこに行けば治療できるのか分かりづらくなっているということが挙げられます。

ITリテラシーがまだまだ低い鍼灸・接骨業界に電子カルテを提供することで業界にイノベーションを起こし、また医療機関等とも連携していけるような診療ネットワークの基盤を築くことで、将来的には、患者様がベストな選択を可能とする理想的な統合医療を実現していきます。

■当社が目指すITイノベーション×統合医療に共感した三者で共同実証実験を行います

呉竹学園はかねてより伝統医学教育と現代医学教育を掛け合わせた教育を行ってきており、電子カルテを利用した先進的なカリキュラムの導入することで、学生のITリテラシー強化、ならびに業界全体のITスキルの向上に期待しています。また、呉竹学園が運営している複数のクリニックと情報連携していくことで、患者様の一元管理が可能となり、医療連携を可能としていきます。

また、LITERRAS MEDICAは現役医師である織田社長を筆頭にして、鍼灸接骨院や医療、介護など多職種間での連携支援を目指した電子カルテ「みんなのカルテ(R)」を開発してきました。更に、現在は当社との共同により、鍼灸・柔整業界に特化したITソリューション「Robonect(仮称)」を開発し、業界のITスキル向上ならびに多職種間のカルテ連携を目指しております。(参照URL:https://icure-tech.co.jp/release/209/

当社は呉家学園、LITERRAS MEDICAと共同の実証実験を行うことで、事実上の業界の標準モデルとなる電子カルテをつくり、全国に普及させていくことで、ITイノベーションを起こしていきます。

■実験内容
呉竹学園 東京医療専門学校の付属鍼灸施術所を実証現場として「みんなのカルテ(R)」を利用していただき、システム利用効果の確認、改善要望の抽出、運用上の課題を確認していきます。

また、浮かび上がってきた課題・改善点については、かねてよりLITERRAS MEDICAとiCureが共同開発を進めている「Robonect(仮称)」にも応用していくことで、鍼灸整骨院で更に使いやすくなるよう実現していきます。(参照URL:https://icure-tech.co.jp/release/209/


【当社概要】
法人名 : iCure(アイキュア)テクノロジー株式会社
代表取締役社長 CEO : 小泉 英一
本社 : 大阪市港区弁天1丁目2-1 大阪ベイタワーオフィス19F
電話 : 06-6572-5123
ホームページ : https://icure-tech.co.jp/
設立 : 2004年11月19日(2017年4月1日にiCureテクノロジー株式会社に社名変更)
資本金 : 1,925万円(資本準備金を含む)(2018年3月現在)
従業員数 : 正社員285名、パート1名(2018年4月現在)
事業内容 : 鍼灸接骨院支援事業

企業プレスリリース詳細へ (2018/04/21-11:01)

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2HjifPH

Let's block ads! (Why?)

クラウドの母に聞く10の質問 テクノロジーと企業経営 - Forbes JAPAN

“クラウド・コンピューティング”という言葉の生みの親で、シリコンバレーの草分け的存在のジュディ・エストリン。

スタンフォード大学でヴィントン・サーフと共にインターネットとTCP/IPプロトコルの創生に重要な役割を果たす。その後連続起業家となり、90年代にシスコシステムズのCTOを務めた他、フェデックスやサンマイクロシステムズ、ディズニーなどで取締役を務める。女性取締役の草分けでもあり、女性リーダーを多く育ててきた。現在は、企業や政府、NPOのイノベーションを促進する自身の会社、JlabsのCEOを務める。


──2000年に有名な論文『クラウド vs. ストリングス』を執筆した時は、どのような事を念頭に置いていたのでしょうか?

当時私たちは、従来の電話通信よりもインターネットに近い、音声やデータを一極集中する新たなインフラを提唱していました。今日の“クラウド”は、そのアイディアの延長線上にあるものです。“クラウド”は、インターネット上での大規模コンピューティングを実現するテクノロジーです。

──企業のトップは、クラウド・テクノロジーとどのように向き合うべきでしょう?

CEOとして、クラウドを重視すべきです。クラウドは、新たなテクノロジーの導入を促進します。つまり、ビジネスの発展をも促すものです。あなたのビジネス上のライバルもクラウドに注目しています。自社の技術担当にのみクラウド・テクノロジーを任せっぱなしにはできません。

──しかし今でも多くの企業幹部は、情報テクノロジーを一部の専門集団へ委ねています。それは誤りということでしょうか?

そうです。企業幹部は、テクノロジーを使って戦略的なアドバンテージを得る方法を考える必要があります。私がフェデックスの役員を務めていた時(1989-2010)、フェデックスの会長兼CEOフレッド・スミスは、企業としてテクノロジーの利用を検討していました。フレッドは時代の先を行っていたのです。

──フェデックスといえば、あなたは同社初の女性役員でした。

フレッドに誘われた時、私は36歳でした。最初は大変でした。女性は私一人でしたから。しかも、シリコンバレーで私は、「起業」という全く別の方法でキャリアを築いていました。私はフェデックスで長い時間をかけ、自分が貢献できる道を見出してきたのです。そうやって私は関係を構築しました。今なら、もっと早く貢献できる自信があります。

──あなたはフェデックスの役員を21年間務め、ディズニーには15年間在籍しました。

ディズニーはとても違うタイプの企業でした。当時マイケル・アイズナーがCEOを務めていました。彼の率いるディズニーは内向的で、アメリカで最悪の経営陣だと書き立てられていました。私の役割は、ディズニーにインターネットの重要性を理解させることでした。

Let's block ads! (Why?)

栃木のファンテクノロジー技術者教育事業に進出 - 日本経済新聞

 製造業向けの設計・開発受託や人材派遣を手がけるファンテクノロジー(宇都宮市)は8月をめどに技術者の教育事業に本格進出する。他社の新入社員などを対象にeラーニングや協力工場での実習などを行う。毎年20人前後の技術者を育てている社内教育のノウハウと、人材派遣業を通じて得た開発現場のニーズに関する知識を生かし、収益源を多角化する。

 教育内容は同社の強みであるメカトロニクス系に特化する。初心者から専門家…

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2Hfj8V3

Let's block ads! (Why?)

2018年4月20日金曜日

テクノロジーで変わる仕事の未来に労働者はどう備えるべきか - ASCII.jp

テクノロジーが職場を変えようとしている今、未来に備えて米国の労働者ができる最善のことは「学校に行くこと」だという。経済学者ジェイ・シャンボーに仕事の未来をどう捉えるべきか、話を聞いた。

【この続きをMITテクノロジーレビューで読む】

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2vtxy2t

Let's block ads! (Why?)

BMWハフポスト調査で判明ドライバーの心配事とは テクノロジーは本当に私たちをサポートしてくれるのか - ハフィントンポスト

モビリティの未来が、いま熱いイシューになっている。

都市部では若者を中心に車離れが進んでいると言われ、高齢者の操作ミスによる事故のニュースも目立つ。

運転支援テクノロジー、電気自動車、インターネットに繋げて車の機能を拡張する「コネクテッドカー」......。各メーカーがテクノロジーの追求にしのぎを削る一方、新たなプレーヤーによる実験中の事故が相次ぎ、波紋を呼んでいる。

テクノロジーは、本当にドライバーの心配を解消してくれるのだろうか。ハフポストではツイッターでこんなアンケートを実施した。

ドライバーにとっての心配事とは?

やはり、というべきか、ドライバーの心配事として「事故」を選んだ人がおよそ8割と圧倒的だった。

ツイッターの生々しい声に耳を傾けると、ドライバーの不安が見えてくる。アンケートへの返信で寄せられた個別意見の一部を引用したい。

加害者にも、被害者にもなりたくない

「全部が心配。だけど一つ選べって言ったらやっぱり事故なんだよなぁ」
「車に乗る理由は簡潔に言えば楽をする為 せっかく楽をしたのに命を落としたり、奪ったりしたら本末転倒だと思う 楽をした以上の苦労を背負ったら意味がない」
「こちらが事故の加害者にならないよう、だけでなく、被害者にもならないよう、心配なこと、気をつけることはやっぱり『事故』」
「自分の視力の衰え若しくは判断力(50代)。実は視力そのものは良いんです。でも脳で見ているのかと言えばそうで無いような気がして毎日緊張して運転しています」
「運転技術を選びました。でも、それ以上に自分が歩行者などの視認・確認をしっかりできているか不安です」
Getty Images

自分が気をつけていても......

「自分が気をつけていても、防げないこともあると思う」
「自転車や歩行者が予測不能な動きをするので一番神経使います!※走ってる車の前を横切る ※信号無視 ※歩道から車道に飛び出る 等々...
「先日もありました。時速30キロくらいだったので良かったですが、急に小学生の男の子が横断しようと前に出てきたのです。急ブレーキをかけ、大丈夫でしたが、後ろに車がいなかったことも幸いでした。自分は気をつけていても、周りからのもらい事故を心配します」

心配は尽きないが、テクノロジーに期待

事故の被害者や加害者になるかもしれないと思うと不安だ。自身や同乗者の命を危険にさらすことがあってはいけない。加齢や身体能力の衰えは、運転にどう影響するのだろうか。いくら気をつけて運転をしていても、どうしても防げない事故もある――。

一方で、車の進化がこれからの私たちの運転を変えていくことは間違いない。ハンドルを握る際の不安や、道路上の危険を減らしてくれるならば、やはりテクノロジーに期待していきたい。

2006年にはすでに自動運転車が周回

こんなデータがある。コンサルティング会社KPMGインターナショナルが毎年行っている「KPMGグローバル自動車業界調査」(2017年、https://assets.kpmg.com/content/dam/kpmg/jp/pdf/jp-automotive-survey-2017.pdf)によると、世界42カ国の主要自動車関連企業の幹部ら約1000人が、「自動運転」および「電気自動車」の両分野で2025年にリーダーになると予測したメーカーは、BMWだった。

BMWは1990年代から自律的な運転の実現に向けて取り組み、10年以上前に自動運転技術を確立させつつあった。2006年にはすでにドイツ・ホッケンハイムのサーキットを、BMW 3シリーズの自動運転車で周回していたという。

BMW

2011年には高度自動運転の技術を確立、蓄積研究としては終了し、ドリフト走行や自動駐車、360度ぶつからない車など、技術をどんどん実現させてきた。

テクノロジーは、どこまでドライバーに寄り添い、私たちの安全をサポートしてくれるのだろうか。BMW研究員で日本国内の技術のスカウトから共同開発、スタートアップ投資案件を担当している山下祐作氏に話を聞いた。

HUFFPOST JAPAN
山下祐作氏 ビー・エム・ダブリュー株式会社 デベロップメント・ジャパン テクノロジー・オフィス 研究員・テクノロジースカウト

事故を「心配」として取り上げられる方が多いという結果については、同感です。ただ実際に乗って走ってみて、快適性や運転する楽しさ、安全を体感できる。それがBMWの車です。

2015年に登場したBMW 7シリーズをはじめ、BMW5シリーズ、BMW X3という車種に世界最高レベルの運転支援テクノロジーをどこよりも早く搭載しています。

HUFFPOST JAPAN
最新の運転支援テクノロジーを装備したBMW X3

安全だから、「安全」は強調しない

我々の車は「安全です」ということはあえて強調しておりません。なぜならば、BMWの車は安全だからです。それ以上の言葉はつけ加えないのがBMWの哲学です。

HUFFPOST JAPAN

私たちは「駆けぬける歓び」を掲げています。歓びを感じられるドライビング体験を実現できるところに、BMWでないといけない理由があります。

ですから、運転支援テクノロジーを使った最新の車種でも、我々の世界最高レベルのコンフォートを実感していただくと、やはり運転支援テクノロジーに頼らず、自分で運転する方が楽しいという方も多いです。

その上で、ふとした時に技術に助けられる。こういうところに運転支援テクノロジーを装備する意味があるのだと思います。

HUFFPOST JAPAN
指を回すジェスチャーをすると、天井からセンサーが動きを感知し、自動で音量を上げ下げしてくれる「BMWジェスチャー・コントロール」。運転に集中するため、画面を見ずに運転に集中するための便利な機能だ。

危険を察知!自動ブレーキでホッ

例えば高速道路での低速走行、渋滞のような状況は気が散ることが多いです。頻繁にアクセルとブレーキを踏んで、ドライバーの疲れも溜まります。そういう時に自動的に前の車を追従してくれる機能があります。「アクティブ・クルーズ・コントロール」といいます。

HUFFPOST JAPAN
アクティブ・クルーズ・コントロール中は、レーダーやカメラが前の車や車線を検知し、車間距離を維持しながら自動で加減速をしてくれる。さらにステアリング&レーン・コントロール・アシストを併用することで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動的に操作し、車両が常に車線の中央を走行するようにサポートします。ドライバーはハンドルに手を添えているだけで、負荷は少ない。

たまたま運転手がブレーキを踏まずに前に進んでいたら、突然前の車が急ブレーキ! ありますよね。そんな時、車が危険を検知して自動的にブレーキをかけてくれるんです。

「何度かヒヤッとしたことがあったけど、助けられたよ」。「車の修理代を払わなくて済んだ」といったお客様の声をたくさんいただいています。

[embedded content]

     *

ドライバー歴25年、スタッフも体感

スタッフもBMW X3に試乗。ハフポスト顧問の平井敬(45)が最新技術を体感した。

HUFFPOST JAPAN

ドライバー歴25年。週末は家族と車で出かけるのが楽しみだが、年齢を重ねるにつれ、遠出や長時間の運転で疲れが出るようになってきた。

レインボーブリッジでお台場へ。

「疲れると、無意識のうちに車線を超えてしまうこともあるかもしれない。車線をまたぐ時に、ハンドルがブルッと振動して教えてくれるのがいいですね」

「後ろから隣車線の車が近づいてくるとドアミラーに▲のしるしが出て、死角もサポートしてくれるのがありがたい」

HUFFPOST JAPAN

わずか10秒、衝撃の縦列駐車

「パーキング・アシスト・プラスには驚きました。運転初心者の頃、縦列駐車が難しかったですが、これはすごい」

HUFFPOST JAPAN

「縦列駐車もボタンを押すだけで、10秒程度で、ピタッと停めてくれる。」

HUFFPOST JAPAN

「ジェスチャーでカメラの位置を自在に変更できる。これは便利。ディスプレイも鮮やかですね」

HUFFPOST JAPAN

「しんどい時に限って、渋滞にはまってしまう。前の車を追いながら、レーンを逸脱しないで走ってくれる『アクティブ・クルーズ・コントロール』と『ステアリング&レーン・コントロール・アシスト』は、疲れを減らしてくれますね」

しんどい時だけ助けてくれるから、走りを楽しめる

渋滞から抜け、「アクティブ・クルーズ・コントロール」を解除。スポーツ・モードにして、BMW本来の走りを楽しんだ。

HUFFPOST JAPAN

「渋滞や、疲れた時など、しんどい時にはサポートしてくれて、渋滞を抜けて、走りを楽しむ場面では思いきり楽しめる。これが『駆けぬける歓び』なんですね」

「高齢化社会になり、社会全体が変化を余儀なくされていると思います。車も、いくら自動化したとしても、結局は人を運ぶものだから、人を中心に考えられているかどうかが重要だと感じました。そのうえで、移動する楽しさ、走る楽しさを感じられる車を、これからも選んでいきたい」。平井は試乗を終え、こう語った。

     *

BMW山下氏はこうも話す。

HUFFPOST JAPAN

BMWは常に世の中の最先端の技術をどこよりも早く採用しお客様に提供する、というのが会社の戦略として明確に存在しています。常により良いものを採り入れ、BMWがイノベーションを起こしてきた歴史が、今の世界の自動車および自動運転の歴史につながっていると思います。

HUFFPOST JAPAN
最新のキー。鮮やかなディスプレイが魅力だ

歴史を紐解いていくと、そもそも馬車を自動化したことで自動車ができました。マニュアル車のシフト操作をしなくても、アクセルを踏むだけで勝手に進んでくれる車をつくったらオートマチック車ができた。これも、言ってしまえば自動化の一つなんですよね。いま言われている「自動運転」も、自動車をさらに自動化するプロセスの一つなんです。「自動運転」は長い歴史の一部でしかなく、我々は更に先を見据えています。

テクノロジーで、次の社会をデザインする

私たちは更なる100年後を目指して、常に20~30年の長いスパンで車づくりを考えています。7年ごとにフラッグシップモデルを出しますが、次の次のフラッグシップモデルにどんな技術を入れるかを考えると、少なくとも14年後の技術が必要になります。それらがまさにいま私たちが取り組んでいることです。

HUFFPOST JAPAN

ドイツ・ミュンヘンの開発・研究現場では、「イノベーションは待つのではなく自らが起こすもの」という雰囲気です。この先、人々にどのようなモビリティが求められていくか。そんな予測を立てながら車をデザインしていくことは、社会をデザインしていくことでもあると思っています。

我々にとって自動運転を実現させることが目的ではなく「ドライバーがいかに運転を楽しめるか」というアプローチで到達したのが今の技術なのです。街中でふと見かけると、好きになってしまう。これからも人と社会の未来を見据えた、妥協のない車づくりをしていきます。

     *

運転免許を取り、初めてハンドルを握っておそるおそる車を動かしてみた時の、あの湧き立つような喜び。車に乗る「楽しさ」や「便利さ」は何者にも代えがたい。

だからこそ、ドライバーとしての心配事は極力減らしてから、車に乗り込みたい。あなたが選んだ車があなたの目や耳になり、感覚を補ってくれる。あなたの運転技術をサポートし、リスクを減らしてくれる。とうとう、そんな時代に突入した。

BMWグループは2018年4月、ドイツ・ミュンヘン近郊のウンターシュライスハイムに「自動運転キャンパス」を開設したと発表した。

[embedded content]

ドライバーの支援システムと、自動運転に関する開発能力をこの拠点に集約。安全でインテリジェント、かつ環境に配慮したモビリティの未来を形づくるため、1800人もの従業員がイノベーティブな環境で研究開発にあたる。

「自動運転」はトレンドではない。より人にやさしい車づくりの、一つの通過点に過ぎないのだ。テクノロジーは万能ではないが、思わぬ時にあなたを助けてくれるかもしれない。メーカーの闘いを、これからも注視していきたい。

BMW VISIONARY MOBILITY(公式サイト)

【Engadget】クルマの既成概念を捨てて開発した電気自動車BMW i3。EV革命を牽引するBMWが目指す心躍るクルマとは

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2qO3uJd

Let's block ads! (Why?)

2018年4月19日木曜日

BMWハフポスト調査で判明ドライバーの心配事とは テクノロジーは本当に私たちをサポートしてくれるのか - ハフィントンポスト

モビリティの未来が、いま熱いイシューになっている。

都市部では若者を中心に車離れが進んでいると言われ、高齢者の操作ミスによる事故のニュースも目立つ。

運転支援テクノロジー、電気自動車、インターネットに繋げて車の機能を拡張する「コネクテッドカー」......。各メーカーがテクノロジーの追求にしのぎを削る一方、新たなプレーヤーによる実験中の事故が相次ぎ、波紋を呼んでいる。

テクノロジーは、本当にドライバーの心配を解消してくれるのだろうか。ハフポストではツイッターでこんなアンケートを実施した。

ドライバーにとっての心配事とは?

やはり、というべきか、ドライバーの心配事として「事故」を選んだ人がおよそ8割と圧倒的だった。

ツイッターの生々しい声に耳を傾けると、ドライバーの不安が見えてくる。アンケートへの返信で寄せられた個別意見の一部を引用したい。

加害者にも、被害者にもなりたくない

「全部が心配。だけど一つ選べって言ったらやっぱり事故なんだよなぁ」
「車に乗る理由は簡潔に言えば楽をする為 せっかく楽をしたのに命を落としたり、奪ったりしたら本末転倒だと思う 楽をした以上の苦労を背負ったら意味がない」
「こちらが事故の加害者にならないよう、だけでなく、被害者にもならないよう、心配なこと、気をつけることはやっぱり『事故』」
「自分の視力の衰え若しくは判断力(50代)。実は視力そのものは良いんです。でも脳で見ているのかと言えばそうで無いような気がして毎日緊張して運転しています」
「運転技術を選びました。でも、それ以上に自分が歩行者などの視認・確認をしっかりできているか不安です」
Getty Images

自分が気をつけていても......

「自分が気をつけていても、防げないこともあると思う」
「自転車や歩行者が予測不能な動きをするので一番神経使います!※走ってる車の前を横切る ※信号無視 ※歩道から車道に飛び出る 等々...
「先日もありました。時速30キロくらいだったので良かったですが、急に小学生の男の子が横断しようと前に出てきたのです。急ブレーキをかけ、大丈夫でしたが、後ろに車がいなかったことも幸いでした。自分は気をつけていても、周りからのもらい事故を心配します」

心配は尽きないが、テクノロジーに期待

事故の被害者や加害者になるかもしれないと思うと不安だ。自身や同乗者の命を危険にさらすことがあってはいけない。加齢や身体能力の衰えは、運転にどう影響するのだろうか。いくら気をつけて運転をしていても、どうしても防げない事故もある――。

一方で、車の進化がこれからの私たちの運転を変えていくことは間違いない。ハンドルを握る際の不安や、道路上の危険を減らしてくれるならば、やはりテクノロジーに期待していきたい。

2006年にはすでに自動運転車が周回

こんなデータがある。コンサルティング会社KPMGインターナショナルが毎年行っている「KPMGグローバル自動車業界調査」(2017年、https://assets.kpmg.com/content/dam/kpmg/jp/pdf/jp-automotive-survey-2017.pdf)によると、世界42カ国の主要自動車関連企業の幹部ら約1000人が、「自動運転」および「電気自動車」の両分野で2025年にリーダーになると予測したメーカーは、BMWだった。

BMWは1990年代から自律的な運転の実現に向けて取り組み、10年以上前に自動運転技術を確立させつつあった。2006年にはすでにドイツ・ホッケンハイムのサーキットを、BMW 3シリーズの自動運転車で周回していたという。

BMW

2011年には高度自動運転の技術を確立、蓄積研究としては終了し、ドリフト走行や自動駐車、360度ぶつからない車など、技術をどんどん実現させてきた。

テクノロジーは、どこまでドライバーに寄り添い、私たちの安全をサポートしてくれるのだろうか。BMW研究員で日本国内の技術のスカウトから共同開発、スタートアップ投資案件を担当している山下祐作氏に話を聞いた。

HUFFPOST JAPAN
山下祐作氏 ビー・エム・ダブリュー株式会社 デベロップメント・ジャパン テクノロジー・オフィス 研究員・テクノロジースカウト

事故を「心配」として取り上げられる方が多いという結果については、同感です。ただ実際に乗って走ってみて、快適性や運転する楽しさ、安全を体感できる。それがBMWの車です。

2015年に登場したBMW 7シリーズをはじめ、BMW5シリーズ、BMW X3という車種に世界最高レベルの運転支援テクノロジーをどこよりも早く搭載しています。

HUFFPOST JAPAN
最新の運転支援テクノロジーを装備したBMW X3

安全だから、「安全」は強調しない

我々の車は「安全です」ということはあえて強調しておりません。なぜならば、BMWの車は安全だからです。それ以上の言葉はつけ加えないのがBMWの哲学です。

HUFFPOST JAPAN

私たちは「駆けぬける歓び」を掲げています。歓びを感じられるドライビング体験を実現できるところに、BMWでないといけない理由があります。

ですから、運転支援テクノロジーを使った最新の車種でも、我々の世界最高レベルのコンフォートを実感していただくと、やはり運転支援テクノロジーに頼らず、自分で運転する方が楽しいという方も多いです。

その上で、ふとした時に技術に助けられる。こういうところに運転支援テクノロジーを装備する意味があるのだと思います。

HUFFPOST JAPAN
指を回すジェスチャーをすると、天井からセンサーが動きを感知し、自動で音量を上げ下げしてくれる「BMWジェスチャー・コントロール」。運転に集中するため、画面を見ずに運転に集中するための便利な機能だ。

危険を察知!自動ブレーキでホッ

例えば高速道路での低速走行、渋滞のような状況は気が散ることが多いです。頻繁にアクセルとブレーキを踏んで、ドライバーの疲れも溜まります。そういう時に自動的に前の車を追従してくれる機能があります。「アクティブ・クルーズ・コントロール」といいます。

HUFFPOST JAPAN
アクティブ・クルーズ・コントロール中は、レーダーやカメラが前の車や車線を検知し、車間距離を維持しながら自動で加減速をしてくれる。さらにステアリング&レーン・コントロール・アシストを併用することで、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動的に操作し、車両が常に車線の中央を走行するようにサポートします。ドライバーはハンドルに手を添えているだけで、負荷は少ない。

たまたま運転手がブレーキを踏まずに前に進んでいたら、突然前の車が急ブレーキ! ありますよね。そんな時、車が危険を検知して自動的にブレーキをかけてくれるんです。

「何度かヒヤッとしたことがあったけど、助けられたよ」。「車の修理代を払わなくて済んだ」といったお客様の声をたくさんいただいています。

[embedded content]

     *

ドライバー歴25年、スタッフも体感

スタッフもBMW X3に試乗。ハフポスト顧問の平井敬(45)が最新技術を体感した。

HUFFPOST JAPAN

ドライバー歴25年。週末は家族と車で出かけるのが楽しみだが、年齢を重ねるにつれ、遠出や長時間の運転で疲れが出るようになってきた。

レインボーブリッジでお台場へ。

「疲れると、無意識のうちに車線を超えてしまうこともあるかもしれない。車線をまたぐ時に、ハンドルがブルッと振動して教えてくれるのがいいですね」

「後ろから隣車線の車が近づいてくるとドアミラーに▲のしるしが出て、死角もサポートしてくれるのがありがたい」

HUFFPOST JAPAN

わずか10秒、衝撃の縦列駐車

「パーキング・アシスト・プラスには驚きました。運転初心者の頃、縦列駐車が難しかったですが、これはすごい」

HUFFPOST JAPAN

「縦列駐車もボタンを押すだけで、10秒程度で、ピタッと停めてくれる。」

HUFFPOST JAPAN

「ジェスチャーでカメラの位置を自在に変更できる。これは便利。ディスプレイも鮮やかですね」

HUFFPOST JAPAN

「しんどい時に限って、渋滞にはまってしまう。前の車を追いながら、レーンを逸脱しないで走ってくれる『アクティブ・クルーズ・コントロール』と『ステアリング&レーン・コントロール・アシスト』は、疲れを減らしてくれますね」

しんどい時だけ助けてくれるから、走りを楽しめる

渋滞から抜け、「アクティブ・クルーズ・コントロール」を解除。スポーツ・モードにして、BMW本来の走りを楽しんだ。

HUFFPOST JAPAN

「渋滞や、疲れた時など、しんどい時にはサポートしてくれて、渋滞を抜けて、走りを楽しむ場面では思いきり楽しめる。これが『駆けぬける歓び』なんですね」

「高齢化社会になり、社会全体が変化を余儀なくされていると思います。車も、いくら自動化したとしても、結局は人を運ぶものだから、人を中心に考えられているかどうかが重要だと感じました。そのうえで、移動する楽しさ、走る楽しさを感じられる車を、これからも選んでいきたい」。平井は試乗を終え、こう語った。

     *

BMW山下氏はこうも話す。

HUFFPOST JAPAN

BMWは常に世の中の最先端の技術をどこよりも早く採用しお客様に提供する、というのが会社の戦略として明確に存在しています。常により良いものを採り入れ、BMWがイノベーションを起こしてきた歴史が、今の世界の自動車および自動運転の歴史につながっていると思います。

HUFFPOST JAPAN
最新のキー。鮮やかなディスプレイが魅力だ

歴史を紐解いていくと、そもそも馬車を自動化したことで自動車ができました。マニュアル車のシフト操作をしなくても、アクセルを踏むだけで勝手に進んでくれる車をつくったらオートマチック車ができた。これも、言ってしまえば自動化の一つなんですよね。いま言われている「自動運転」も、自動車をさらに自動化するプロセスの一つなんです。「自動運転」は長い歴史の一部でしかなく、我々は更に先を見据えています。

テクノロジーで、次の社会をデザインする

私たちは更なる100年後を目指して、常に20~30年の長いスパンで車づくりを考えています。7年ごとにフラッグシップモデルを出しますが、次の次のフラッグシップモデルにどんな技術を入れるかを考えると、少なくとも14年後の技術が必要になります。それらがまさにいま私たちが取り組んでいることです。

HUFFPOST JAPAN

ドイツ・ミュンヘンの開発・研究現場では、「イノベーションは待つのではなく自らが起こすもの」という雰囲気です。この先、人々にどのようなモビリティが求められていくか。そんな予測を立てながら車をデザインしていくことは、社会をデザインしていくことでもあると思っています。

我々にとって自動運転を実現させることが目的ではなく「ドライバーがいかに運転を楽しめるか」というアプローチで到達したのが今の技術なのです。街中でふと見かけると、好きになってしまう。これからも人と社会の未来を見据えた、妥協のない車づくりをしていきます。

     *

運転免許を取り、初めてハンドルを握っておそるおそる車を動かしてみた時の、あの湧き立つような喜び。車に乗る「楽しさ」や「便利さ」は何者にも代えがたい。

だからこそ、ドライバーとしての心配事は極力減らしてから、車に乗り込みたい。あなたが選んだ車があなたの目や耳になり、感覚を補ってくれる。あなたの運転技術をサポートし、リスクを減らしてくれる。とうとう、そんな時代に突入した。

BMWグループは2018年4月、ドイツ・ミュンヘン近郊のウンターシュライスハイムに「自動運転キャンパス」を開設したと発表した。

[embedded content]

ドライバーの支援システムと、自動運転に関する開発能力をこの拠点に集約。安全でインテリジェント、かつ環境に配慮したモビリティの未来を形づくるため、1800人もの従業員がイノベーティブな環境で研究開発にあたる。

「自動運転」はトレンドではない。より人にやさしい車づくりの、一つの通過点に過ぎないのだ。テクノロジーは万能ではないが、思わぬ時にあなたを助けてくれるかもしれない。メーカーの闘いを、これからも注視していきたい。

BMW VISIONARY MOBILITY(公式サイト)

【Engadget】クルマの既成概念を捨てて開発した電気自動車BMW i3。EV革命を牽引するBMWが目指す心躍るクルマとは

Let's block ads!(Why?)

via テクノロジー - Google News https://ift.tt/2qKlmoF

Let's block ads! (Why?)