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神戸製鋼所は2017年10月26日、都内で子会社のコベルコマテリアル銅管がJIS認証の取り消し通知を受けたことを発表した。
コベルコマテリアル銅管は、同社の秦野工場がJISマーク表示製品で品質データを偽装していたことから、JISの認証機関である一般財団法人の日本品質保証機構(JQA)の審査を受けていた。その結果、コベルコマテリアル銅管の自主点検期間(2016年9月~2017年8月)より前に出荷した製品がJIS規格を満たしていないにもかかわらず、JISマークを表示して出荷していたと判明した。
この結果を受け、JQAはコベルコマテリアル銅管のJIS認証を取り消す通知を出した。品質データを偽装した製品を出荷していた取引先は4社。コベルコマテリアル銅管は今後、JIS規格を満たしていなかった製品をJISマーク表示製品として出荷できない。ただし神戸製鋼は、性能的にはJIS規格相当の製品の提供は可能であり、出荷していた4社に対して事実関係を説明し、誠意を持って対応するとしている。
神戸製鋼によると、コベルコマテリアル銅管は品質データの書き換えを防ぐダブルチェックを既に開始している。また品質管理体制を見直し、早期にJIS認証の再取得を目指す。
■変更履歴
記事初出時、本文中で「コベルコマテリアル鋼管」とあったのは「コベルコマテリアル銅管」でした。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。[2017/10/27 13:00]
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