マツダは2017年10月10日、「第45回東京モーターショー」に次世代のガソリンエンジンとプラットフォーム(PF)を採用したコンセプト車を出展すると発表した。小型ハッチバックで、次世代エンジンは超希薄燃焼(スーパーリーンバーン)を実現するもの。「将来においても多くはエンジンを搭載した車両」(マツダ常務執行役員でパワートレーン開発担当の廣瀬一郎氏)と考え、モーターショーでは内燃機関にこだわる姿勢を見せる。
併せて、次世代車両群のデザインの方向性を示したコンセプト車を出展する。2012年の「CX-5」から始めた「魂動(こどう)」と呼ぶデザインテーマを進化させたものと位置付ける。
次世代エンジン「SKYACTIV-X」は、ガソリン燃料と空気の混合気を圧縮着火させる世界初の技術を採用し、空燃比で30以上に達する超希薄燃焼を実現する(関連記事1、2、3)。直列4気筒で排気量は2.0L。圧縮比はガソリンエンジンとして世界最高の16に達する。最高出力140kW、最大トルク230N・mを目指して開発している。小さな駆動力を発生するスターター兼オルタネーターを搭載した簡易ハイブリッド仕様も用意する。
次世代PF「SKYACTIV-Vehicle Architecture」は、人間の骨盤への入力に着目して開発した。骨盤に伝わる力がマツダの考える「最適値」となるようにタイヤとサスペンション、ボディー、シートなどを一体で開発した。「人間中心の考えを反映した」(マツダ執行役員の松本浩幸氏)とする。前側サスペンションはストラット形式、後ろ側はトーションビーム形式である。
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