田川市猪国の旧猪位金小の校舎を活用した交流施設「いいかねPalette(パレット)」に、創業支援拠点「福岡スタートアップライブラリー」がオープンした。
いいかねパレットの運営会社「BOOK」と、民間企業や行政などでつくる福岡地域戦略推進協議会(FDC)、田川市の3者が連携し、音楽や映像制作、ITソフト開発ビジネスを手掛ける企業の誘致やクリエイターの独立支援などに取り組む。新しい知見が得られ、情報を共有できる図書館をイメージして「ライブラリー」と名付けた。
7月中旬に開設後、夏休み期間を利用して九州大の学生団体「起業部」が3日間、同所で合宿を敢行。約120人が新たなビジネスプランの立案に励んだ。
BOOKの樋口聖典さん(36)は「ライブラリーはやりたいことを形にできる場所。福岡、北九州の都市圏に近い田川市で魅力的な音楽、映像作品を生み出してもらいたい」。同社の大井忠賢さん(35)は「起業を目指す人に向けた教育プログラムを組むなどして、田川市から新たなビジネスチャンスを生んでいきたい」と話す。
いいかねパレットは4月にオープン。レコーディングスタジオや音楽、映像編集ができるミュージックラボを完備し、旧校舎の教室は会議やテナントとしても利用可能。一部の施設の利用は有料で、シェアオフィスは月1万6200円。電源が使え、読書や勉強ができる無料スペースもある。
=2017/08/24付 西日本新聞朝刊=
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