ルイージさんは、スイスのチューリヒ歌劇場音楽総監督などを務める世界的な指揮者。足元から指先まで大きく、時に繊細に動かして指揮した。第1楽章は吐息のような旋律を印象付けながら進めた。SKOも音をとどろかせたり、舞曲のように奏でたりするなど複雑に変化する曲を表現した。
第4楽章では、弦の濃密な響きが移ろいながら張り詰めるように流れ、最後の音が消えると、会場はしばらく静寂に包まれた。拍手と歓声は約10分間やまず、松本市出身で京都市の大学1年生大島弘暉さん(19)は「最後の空気が圧巻で本当に幸せ。情熱がこちらまで伝わってきた」と余韻に浸っていた。
終演後には松本市内のホテルでウエルカム・パーティーも開催。ルイージさんや、小澤征爾総監督、坪田明男・新実行委員長らも出席した。Aプログラムの次回は20日午後3時から。その後は小澤さんも出演するB、Cプログラムが続く。
(8月19日)
via 音楽 - Google News http://ift.tt/2fU4l9u
0 件のコメント:
コメントを投稿