トヨタ自動車のタイ法人であるToyota Motor Thailand社は、超小型電気自動車(EV)を用いたシェアリングサービスを2017年12月からタイ国内で始める(図1)。タイChulalongkon大学と協業して、新興国の都市部における渋滞や大気汚染といった交通課題への改善効果を検証する。
同サービスで使用するのはトヨタ車体が製造する1人乗りの超小型EV「COMS」。満充電時の航続可能距離は68kmほどで、最高速度は60km/h。最高出力は5kWで、最大トルクは40N・mである。全長2395×全幅1095×全高1500mm、ホイールベースは1530mmだ。
運用する車両台数は30台を予定している。2017年12月のサービス開始時には10台を導入し、2018年半ばに20台を追加する。首都Bangkok市内に位置する大学の敷地、最寄り駅やバス停の周辺に計12カ所の拠点を配置し、最大で33台分の駐車スペースを用意する。うち10カ所には充電設備を併設する計画だ。
サービス対象者は、学生や教員関係者を中心に、地域住民の利用を想定している。利用者は初回登録の後、車両の使用時間に応じた料金を支払うことになる。
同サービスは、トヨタ自動車などが進める超小型EVを用いた実証実験「Ha:mo」の一環である(関連記事:パーク24が日本初の“路上”カーシェア、1人乗りEVで)。2012年の愛知県豊田市でのプロジェクトを皮切りに、東京や沖縄、岡山、フランスGrenoble市などで同システムを導入している(図2)。
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