2017年9月29日金曜日

タイヤの摩耗をスマホで診断オートバックスが提供 - 日経テクノロジーオンライン

 クルマ用品の販売や車両整備などを手掛けるオートバックスセブンは2017年9月26日、タイヤ接地面の摩耗度合いをスマートフォン(スマホ)などで撮影した写真から判断するサービスを始めた(図1)。名称は「かんたん タイヤ画像診断」。サービスは無料で提供し、多くの利用者にタイヤの適切な交換時期を知らせる。交換需要を高めることで、タイヤ販売事業の収益増加を狙いたい考えだ。

図1 オートバックスセブンが提供を始めた「かんたん タイヤ画像診断」、利用手順

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 こだわったのは利用の手軽さだ——。利用者は専用ページにアクセスして、撮影したタイヤの写真をアップロードする。数秒後、摩耗度合いの診断結果を大中小の3段階でスマホの画面に表示する仕組みだ。

 数秒での診断を可能にしたのは、米IBM社の人工知能(AI)「IBM Watson」を活用しているから。事前に登録した数百枚のタイヤ写真の摩耗状態と、利用者がアップロードしたタイヤの状態を照らし合わせる。

 今回開始したサービスで対象となるのは、乗用車用のノーマルタイヤのみである。接地面の形状が複雑で摩耗度合いの判断が難しい冬用タイヤや、オートバックスが取り扱わない大型トラック用のタイヤは対象外としている。需要に応じて対象とするタイヤの種類を増やすことも検討するようだ。

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